平均年収が全国47位と低い沖縄、そのため年収と比例して家賃も全国的に低いと思われがちです。逆に東京都内は、家賃が高いというイメージが強いものですね。
実際沖縄は都内と比べると家賃がお手頃?なのかどうか見ていきましょう。
家賃相場は地域によって異なる。

沖縄といっても、地域によって不動産の家賃相場は大きく異なります。
沖縄の中で一番家賃相場が高くなっているのは、やはり那覇市です。
那覇市に比べると、沖縄市では家賃相場が1万円程度安くなっています。
更に場所によっては、沖縄市の家賃相場よりももっと安くなるものです。
沖縄の中で一番の都会である那覇市の不動産の家賃相場は1LDKで約6万円、3LDKで8~8万5千円程度となっています。
また沖縄市の場合で、1LDKで相場は約5万円、3LDKで約6万円です。
全体の家賃相場としては那覇市が約5万5千円、沖縄市が5万円をきっています。
この数字だけを見ると、沖縄のイメージよりも家賃が高いと思われる方が多いのではないでしょうか?
実際に沖縄の家賃相場は、全国で中の上程度に位置するのです。
そのため、他の県と比較するとそう飛び抜けて家賃が安い訳ではありません。
しかし、東京の不動産の家賃はというと、23区では1LDKでも相場が12万円以上、3LDKとなるとなんと18万円を超えるのです。
全体でも都内の家賃相場は約8万5千円となっているので、沖縄の家相場よりも3万円以上高いと言えるでしょう。
しかし、実際に同じ間取りで同じ様な築年数の物件を借りる場合は、家賃の差は3万円で収まりきるものではありません。
1LDKの物件を比べても、その家賃さは2倍以上だという事が分かるでしょう。
ですから、都内と比べると家賃がお手頃?という問いに対しては間違いなく家賃は安いと断言する事が出来ます。
同等の条件の不動産を沖縄なら都内の約半分で借りる事が出来ると覚えておくと良いでしょう。
賃料以外にも諸々費用がかかる。
また、沖縄の場合、駐車場つきの不動産が多くなっており、駐車場料金も家賃に含まれているところが少なくありません。
都内の場合は、家賃にプラスして駐車場料金にも月に数万円が発生するケースが多いので、そういった部分を加味すると沖縄の家賃は都内よりもっと安いと言えます。
もちろん、都内の場合は交通の便が良く車を所有していない人も多いでしょう。
しかし、沖縄の場合は那覇市以外だと車は必須とも言える交通事情となっています。
ですから沖縄の不動産を探す時には、駐車場があるかどうか、また駐車場の料金はどうなっているかも借り手としては重要なことなのです。
こうして見ると、沖縄の家賃は都内と比べると安いことは歴然としているものの、全国的に見ると特にお手頃とは言えないことが分かりました。
スローライフを送るにはピッタリな沖縄、イメージ的には全国の中でも家賃相場は低そうに思えますがそうではないんですね。
都内と比べると家賃はお手頃ですが、それは沖縄の不動産ではなく他の都道府県でも同じことでしょう。