不動産

あんこ業者とは?

あんこ業者とは?

1. あんこ業者とは?

不動産業界には、他の業界ではあまり聞かない珍しい専門用語がたくさんあります。今回は、その中の1つであるのが「あんこ業者」です。

●あんこ業者とは?

あんこ業者とは?
あんこ業者とは、不動産を売却する際に、仲介業者が2社以上存在する場合に使われる言葉です。

通常、不動産を売却する時は、売主の仲介業者と売主の仲介業者が関わります。

しかし、その中間に、別の仲介業者が関わる場合もあるのです。その仲介業者をあんこ業者と呼んでいます。

・例
例えば、売主の仲介業者が「A社」で、買主の仲介業者が「B社」だとします。その間に「C社」が存在すると、「C社」があんこ業者です。

●あんこ業者は非公開物件で多い

あんこ業者が多く見られるのは非公開物件の売買です。

非公開物件は、一般公開されていないため、売買成立が難しくなります。

その際にあんこ業者が入って、売買を成立しやすくするのです。

●あんこ業者は1社だけとは限らない

先述した説明からすると、あんこ業者は1社だけ入るように感じるかもしれませんが、そうとは限りません。

何社も存在しているケースもあり、多い時は、5~6社入っている場合もあります。

●なぜあんこ業者が存在するのか?

未公開物件の例はあるものの、不動産の売買は、売り手側の仲介業者と買い手側の仲介業者だけで成立するように感じなくもありません。

どうして、あんこ業者が存在するのでしょうか?それは、ネットが発達する以前の環境事情にあります。

ネットが登場する以前は、FAXや電話を使って物件情報を共有していました。ネットがある現在に比べると共有の充実度が高かったとは言えません。

そのため、売り手側の仲介業者と買い手側の仲介業者のやり取りだけでは契約をまとめるのが難しかったのです。

そこに、あんこ業者が入ることで、情報を流して契約をまとめていました。

複数の業者が間に入ることでアナログでのネットワークを構築して利益を上げていたのです。

●あんこ業者のメリット・デメリット

あんこ業者の存在は、以下のようなメリットとデメリットがあります。

・メリットは速やかな売却
複数の業者が仲介することで、売却が困難な不動産もスピーディーに売却することができます。

「1人よりも2人、2人よりも3人で臨んだ方が早く解決する」というイメージに近いです。

・仲介手数料がデメリット
不動産の売却が成立した場合、仲介したあんこ業者の数で手数料を分け合うため、あんこ業者の手取りが少なくなります。

そのため、あんこ業者が関わっていない時よりも仲介手数料を上乗せされる可能性があるのです。

その場合、せっかく不動産が高額で売れたとしても、売主は高い出費を払わなければいけません。